留学・国際交流・国際貢献
松蔭大学では、学生が、一国のみで解決できない地球規模の諸問題を、多様な価値観や習慣を持つ世界中の人々と協力し、共に切磋琢磨する事で解決していける人物に成長できるよう、さまざまな国際交流・留学・国際貢献の機会を支援・提案しています。本学の国際化は、英語圏のみに留まらず、世界中の人々と共にあゆみ、成長していく事を目標としています。その目標の一環として、本学のホームページは、より広い人々にアクセスする為、国連公用語(英語、フランス語、中国語、ロシア語、スペイン語、アラビア語)全てに対応しています。
留学・国際交流のページの目次
本学における留学生の活躍
松蔭大学では現在中国、台湾、韓国、スウェーデンなどの国から30名近くの留学生が勉強に励んでいます。本学では、入学した留学生達に快適な学生生活を送って頂くため、留学生歓迎会や母国語での個別相談などの様々な取り組みを行っています。留学生の皆さんにますます活躍して頂き、実り多き学生生活を送ってもらえるよう本学では全学をあげてサポートしています。
2013年には、ベトナム出身のファン・タイ・ゴック・チャムさんが留学生として、本学創立以来初めて学部を首席で卒業し、学長表彰を受けました。2015年には、スウェーデン出身のエマ・ノリングさんが学部長賞を受賞しています。松蔭大学では留学生がますます活躍できるようなキャンパス環境の改善に向けて、多くの取組みを行っております
留学生の声
「私が松蔭大学に入学して1年半になります。留学生としてこの1年半、毎日、日本人の学生と話したり、遊んだり、心から楽しく過ごしています。松蔭大学は小さい学校なので学生同士の絆がとても強いです。大家族のような雰囲気があり、この大学の学生として寂しく感じることはありません。松蔭大学には特別な授業があります。1年生から2年生まで受講する基礎ゼミです。私は日本人の学生と一緒にこの少人数のクラスで授業を受けています。自由に発表したり、個人的な意見を述べる事で先生と学生と交流できて、先生と学生が近い関係の中で勉強する事ができます。これは留学生にとって一番うれしいことです。授業では留学生はゆっくりとした日本語で発表できます。日本語は日々変わっていくので、間違えば訂正してもらえます。私は今、茶道部に所属しています。今年から部長になり、日本の文化をより深く理解する為に日々お稽古に励んでいます。私は松蔭大学が大好きです。日本人の学生と一緒に楽しく大学生活を送っています。」
(コミュニケーション文化学部2年 王曉傑)
海外提携校一覧
松蔭大学は海外における提携大学と学生交流や学術交流などの協定を締結しており、交換留学や海外研修を実施しております。
- クライストチャーチ工科大学(ニュージーランド)
ホスピタリティ、ツーリズムなどの科目には英語学習だけでなく実習を含む授業あり。 - 開南大学(台湾)
桃園県蘆竹市に位置する私立大学です。1917年に設立された台湾商工学校を原点し、商学部・情報学部・観光運輸学部・人文社会学部、健康福祉学部の5学部28学科を中心に大学院生と合わせて約10,000人が学んでいます。 - 浙江大学城市学院(中国)
浙江省杭州に位置し、中国のトップ大学の一つである浙江大学と杭州市政府の提携で1999年に設立された私立総合大学である。コンピュータと科学、情報と電気工程、医学、外国語、商学、メディアと人文学、法学、芸術デザインなど9学部39学科で、1万3千人以上の学生が学んでいます。 - 祥明大学校(韓国)
1937年に設立された祥明高等技芸学園を母体とし、1965年に祥明女子師範大学として開校。1996年に男女共学となり、現在に至ります。ソウル市鍾路区(ソウルキャンパス)と忠清南道天安市東南区(天安キャンパス)に二つのキャンパスを持ち、両キャンパス合わせて約2万人の学部生・大学院生が、人文社会科学、教育、経営学、自然科学、産業、工科、福祉、コンピュータ科学、デザイン、運動と健康科学、デジタルメディア、芸術などを含む12の学部と6つの大学院で学んでいます。 - タンジェ国際観光高等学院(モロッコ)
タンジェ国際観光高等学院は1972年に設立され、本学同様、国連世界観光機関(UNWTO)のネットワーク校の一つです。観光大国であるモロッコ王国は、アフリカ大陸の中で最も治安の安定した国であり、これまで多くの観光客をひきつけてきました。今日、モロッコはアフリカで最も観光客の多い国であり、9つある世界遺産やサハラ砂漠など、その自然・歴史・文化遺産の人気の高さから、年間1000万人以上の観光客が訪れています。その大多数がヨーロッパからの観光客で、ヨーロッパ人にとって最も人気のある観光地の1つとなっています。タンジェ国際観光高等学院は、本学の観光文化学部と同様、既存の観光学だけでなく、多様な文化の理解を中心とし、それぞれの文化に即した「ホスピタリティ」を学ぶことにより、グローバル化時代の観光業界に役立つ観光文化のスペシャリストの育成ををめざしています。 - 大連工業大学(中国)
- エンデラン大学(フィリピン)
- アフリカ経営高等学院(セネガル)
国際機関との連携・協力
担当者:副学長 松浦広明 hiroaki.matsuura at shoin-u.ac.jp
国際機関との連携・協力
松蔭大学は、2015年7月、国際連合人間居住計画(通称 国連ハビタット)のHabitat UNI(ハビタット 大学ネットワークイニシアティブ)に加盟し、国内初のUniversity Partner(パートナー大学)となりました。国連ハビタットは都市貧困層を支援し、環境に優しく健全で、人々が尊厳をもって生活できる「まちづくり」を推進するための国連機関です。松蔭大学は、今年9月に採択予定の「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に向けて、次の二つの分野で協力を表明しました。一つは、Goal 11の「包括的、安全、レジリエント、かつ持続可能な都市および居住区の実現」、もう一つは、Target 8.9. 「2030年までに、地元の文化や製品を推進する持続可能な観光を促進するための政策を企画し実施する」です。松蔭大学は、異文化コミュニケーション学科、日本文化学科、生活心理学科、観光文化学科、看護学部を擁し、国連世界観光機関、国連アカデミックインパクトに加盟しています。また、松蔭大学がキャンパスを持つ厚木市は世界保健機関(WHO)よりセーフコミュニティーとして認証を受けております。このような我々が持つ都市に関する知見を、世界に普及させ、2030年のSDGs達成への足がかりにしていけたらと思います。どうかご協力のほどをよろしくお願いします。
参考:Habitat UNI 松蔭大学のページ http://uni.unhabitat.org/?uni-partner=shoin-university
国連世界観光機関(UNWTO)との協力
松蔭大学は、2015年5月26日~29日に、クロアチア・ロヴィニで開催された第100回国連世界観光機関 執行理事会 (UNWTO Executive Council、議長国:エジプト) において、国連世界観光機関(UNWTO)賛助会員(Affiliate Member)資格の暫定承認を受けました。国内の大学としては、北海道大学、和歌山大学と共に、初の暫定承認となります。今後、所定の事務手続きを経て、9月の総会で正式に賛助加盟員となります。UNWTOの賛助加盟員となることで、松蔭大学および本学観光メディア文化学部は、世界に広がるUNWTOの研究・教育ネットワークの一員となります。松蔭大学の研究・教育成果のグローバルな発信、各国の研究機関との協力体制の構築、さらに、観光を通じた持続的開発目標(SDGs)への積極的貢献など、松蔭大学にしか出来ない観光を通した国際貢献を積極的に進めていきます。
国連アカデミックインパクト(UNAI)への協力
松蔭大学は、2015年5月、国連と世界の高等教育機関との連携を推進する枠組みである「国連アカデミック・インパクト(UN Academic Impact:UNAI)」に加盟しました。この取り組みには、2015年6月現在、国内から30の大学、国外から約120カ国1000以上の大学が参加しています。今後は、国連システムとの連携をさらに深め、定められた10の原則を推進すると共に、9月に採択予定の持続的開発目標(SDGs)の達成に向け、全学を挙げて取り組みを進めていきます。
本学に在籍する学生につきましても、国連の諸原則やグローバルな課題解決に世界中の同胞と共に挑戦していく事は、国際性を身につけ、自身の持つ専門にさらに磨きをかけ、日本を越えて世界に貢献できる人材に成長できるチャンスですので、積極的な参加を期待しています。
国連広報センターの運営する国連アカデミックインパクトの松蔭大学の取り組みのページはこちらよりご覧いただけます。
国連総会 ポスト2015開発アジェンダ プロセスへの協力
今から15年前、国連ミレニアム・サミットで、日本を含めた189の国連加盟国代表によって「ミレニアム宣言」が採択され、この宣言をもとにミレニアム開発目標(MDGs)がつくられました。MDGsは、2015年までに達成すべき8つの目標を定め、国際社会はその達成に向かってこれまで取り組んできました。MDGsの達成期限である2015年、2030年までの新たな目標である「持続的開発目標(SDGs)」が、9月の国連総会で採択される予定です。現在、国際社会では、それに向けて政府やステークホルダー間で活発な利害調整が行われています。松蔭大学は、その利害調整プロセスにおいて、5月に開かれた国連総会のポスト2015開発アジェンダ 相互ヒアリングに、運営委員会の一員として参加しその任を務めました。
相互ヒアリングは、ニューヨークにある国連総会会議場で行われ、オープニングセッションの後「宣言」「持続的開発目標とターゲット」「実施手段」「フォローアップとレビュー」の4つの項目に対して、世界中から選ばれた市民社会、民間セクターの代表者らが意見を表明し、各国の代表がそれに答える形式で行われました。相互ヒアリングを含めたポスト2015プロセスの進展状況はこちらよりご覧いただけます。
JICA横浜-松蔭大学連携講座
本学では、2005年より「JICA横浜-松蔭大学連携講座」を開講しています。この連携講座は、国際協力機構(JICA)横浜国際センタ-との連携のもと、国際協力の現場で活躍した元駐在大使や現役のJICAスタッフが中心になって行われる夏期集中講座としてスタートしました。10年目を迎えた2015年より、通年授業「グローバルな発展への挑戦」へと進化を遂げ、松蔭大学の持つ様々な海外とのネットワークを通じ、国際社会に貢献の出来る人材の育成を目指しています。今年度は、9月の国連総会で採択予定の「持続可能な開発目標(英語名:Sustainable Development Goals(SDGs))への取り組みに関する授業を行っております。
ハワイの観光事情を研修!観光文化学部学生10名
2012年9月初旬、8日間の日程で、世界の観光地ハワイの観光産業を勉強する為に、2年生5名、3年生5名の合計10名が研修旅行に参加しました。カピオラニ・コミュニティ・カレッジ、ハワイ州政府観光局、JTBハワイ、ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ・ホテル、オリオリステーションなどで、観光の為の英語やハワイ語、ハワイの観光プロモーション戦略や観光産業の実務面などを学ぶことが出来ました。渡航前に経験した日本のホテルでのインターンシップ経験も兼ね、日米のホテル業務の共通点や相違点を実感できたようです。
イングリッシュ・ラウンジ
松蔭大学の英語教育は、英語を「授業」で学ぶだけでなく、日常生活の一部として使う事により、生きた英語を習得する事を特徴としています。「イングリッシュ・ラウンジ」は、毎週月曜日の昼休みに松蔭大学キャンパス内のラウンジで昼食を食べながら、英語で自由な会話を楽しむ場として提供されています。